こんにちは。ヨシキです
今日は全く書くつもりはなかったんですけど、昨日のビザ子が
認定医・専門医が良い!
みたいなことを言っていたんで、
認定医とか信じてるの?なんの技術も保証してないよ?
とか言ったら、
じゃか、そういうことブログに書いてよ。複数の人の意見はためになるだろうし!
と言われて、今日はちょっとだけ書こうと思います。
そんなにたくさん書くつもりはないので、きっとこの後ビザ子が書いてくれると思うんですけどね。
専門医を認定する「学会」って誰でも作れるって知ってた?
そもそもなんでこう言うことをいうか、っていうとですね、ヨシキは結構交流関係が多いんで、何人も歯科医師のお友達がいるんですよ。医師も。
仕事でも、歯科医師でなくて医師の方だけど、学会と仕事をしたことがあって、少しだけ人より詳しいと思うから書くんですけどね。
で、まず知っておかなければならないのは、「認定医」とか「専門医」って、「学会」が認定するんですよ。
それでもって、その「学会」を作るのに、何が必要だと思います?
実は、何もいりません
え?発起人とか代表者は医師である必要とかあるでしょ?
必要ありません。
え、でも、会員数がどれくらい以上とか、条件あるでしょ?
いえ1人でもOKです
じゃ、「ビザ子矯正歯科研究学会」とか作ったらOKなの?
「歯科」って言葉を使えるかはわからないけど、多分OK
なにそれ・・・
つまり、権威のある学会でないと意味がないってことですよ。
あ、でも私が紹介した「日本矯正歯科学会」は、日本で最も古くて会員が多い学会だったけど?
まぁ、それならまだいいんだけどね。
じゃ、文句言わなくてよくない?
でも、権威がある学会だったとしても、直接腕に関係していないからね。
認定医、専門医に意味はない?
つまり、丁稚みたいなものですよ。
料理の職人が最初の3年間は皿洗いしかさせてもらえないとか、アホみたいなことになっているじゃないですか。
それは上の教えてくれる人がしばらく安く人を使う口実だった側面もあると思うんだけど。
今回のもそうですよ。
だって、認定医は「5年」、専門医は「10年」、学会に所属することが必要なんですよ。
でも、その期間にどれだけの症例をやるかは問題じゃない。
基本的に、学会費を払いさえすれば、あとは研修会に行けば(一応形だけの論文があるとしても)、時間と金で認定は取れるわけですよ。
だから、独立しようとする医師は沢山の学会に所属して沢山の「認定医」なり「専門医」をとってハクをつけようとするんですよね。
でも、実際のところ、医師の「技術」なんて見られないじゃないですか。
単に年数で「専門医」って言われても。
1年間に300こなす人もいれば、1年間に20件の人もいる。
それで5年だから、10年だからというのは、単に若い人を活躍させないための老人の知恵だろうなと思います。
私は、もちろん未経験の人には見てもらいたくはないけど、本気で5年やれば圧倒的なパフォーマンスを発揮する人になると思いますし、適当に10年やった人よりはるかにすごいと思います。
なのに、単に○年やったから、というのは学会を儲けさせるための手段でしかなくて。
と言うわけで、私は学会嫌いだし、そんなことで腕がわかるわけでもないな、とは思います。
もちろん、5年、10年経ってかつすごい人もいるのはわかりますけど、そんなに医院を選ぶときに参考になるかって言うとわからないと思うと言うことです。
ビザ子の感想
ここまではヨシキが書いてくれました。ここからはビザ子の感想です。
なるほどね~。
「学会」なんていうと素人は権威みたいなものを感じてしまうけど、実は誰でも作れてしまうとは知りませんでした~。
それから、「認定」制度にしても、学会にとっては会費を稼ぐため、医師にとってはてっとり早くハクをつけるための手段だったりして、「技術や腕」を保証するものではない、と。
うんうん。なるほど。勉強になりました。
ただ、矯正を始めようとする患者の立場からすると…
我々患者が医院を選ぶ際に、その重要な「技術や腕」を確認する方法って、はっきり言ってないんですよね。
知り合いの紹介や口コミがあればまだいいですけど、それもない場合は、もう本当に確認しようがない。
しかも、虫歯治療なんかと違って、矯正は「試しにやってみて、医院が気に食わなかったらやめる」ということができないものだと思うのですよ。
治療を受けずに歯科医師の「技術や腕」を確認しようと思うと、どうしても「学会の認定」や「インビザラインドクターのランク」みたいなものに頼らざるを得ないんです。
それ以外に客観的な指標がないわけですから。
で、患者にとって客観的な指標がそれぐらいしかないってことは、医院や歯科医師もわかっているわけですよね。
だったら、ですよ。
矯正に力を入れていこうと考える歯科医師は、まずは日本矯正歯科学会の認定を取りませんか?
ビザ子ならそうします。
もちろん、歯科医師の方には色々な考えがあるのでしょう。
認定制度に価値を見出せないとか、それどころか反感を持っているとかってこともあるでしょう。
とは言え、患者にとって良い医院を見つけるための僅かなヒントである「認定」を取らないというのは、患者から見れば、
そこまで矯正に本腰入れてやろうとしてないってことでは?
とも思えてしまうわけです。
ちなみに、日本矯正歯科学会の入会案内のページで会費を確認したら、入会金3,000円、年会費13,000円となっていました。
意外に良心的で驚きました(笑)
なので、認定医の資格を得るために5年間学会に所属する場合に必要な会費は、
入会金3,000円+年会費13,000円×5年=68,000円
たったの68,000円ですよ!
研修への参加とか、他にも色々な基準がありましたけど、会費だけで言えば、68,000円だけで済むわけです。
決して高額ではないですよね。
もし仮に会費が高すぎるから「認定」を取らないという歯科医師がいれば、
5年間で68,000円の会費を払うのを惜しむような歯科医師に、100万近くする矯正費用を払えるわけないだろー!バカヤロー!!
と思ってしまいます。
(実際には、会費以外にも研修参加費とか色々出費があるのかもしれませんが…。とりあえずネットで入手できた情報をもとに勝手に語り、勝手に怒っていますwww)
ビザ子の今日の結論
ヨシキからの貴重な情報も踏まえ、「矯正における認定制度の意義」について勝手にまとめます。
- 認定は、歯科医師の技術や腕を保証するものではない。
- ただし、基本的な知識を持っていることをある程度は保証できる可能性がある。
- また、少なくとも、「これから矯正で食っていくぞ」という歯科医師の意志を表している可能性がある。
- したがって、認定の有無は100%信頼できる指標とはならないものの、ある程度参考にして医院選びをするのは悪いことではない。
皆さんはどう感じましたか?
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