こんにちは。ビザ子です。
今日も、最近自分の中で興味のある「インビザ中の転医」について書きます。
これまでの流れ
まず簡単にこれまでの流れをおさらいしますと…
インビザライン中に遠方に引っ越したらどうなっちゃうの?
引越し先の医院で継続する場合に費用を含めてまたイチからやり直しっていうのはちょっと…。
学会とかでルールを決めてくれたらいいのにな。
と思ったので、その旨をブログに書きました。
→インビザライン285日目:インビザ中に引っ越すとどうなるんだろう
そうしたところ、そのブログに対して
「学会にはルールを決める権限などない。
そもそも価格は医院の自由裁量であって、費用を含めて引越し先の医院に引き継がせるなんて理不尽にも程がある。」
といった趣旨のクレームメールを頂き(実際には身内が読者に成りすまして送ってきたものでしたがw)、それに対するビザ子の見解も述べました。
→インビザライン287日目:「インビザ中の転医」記事にクレームメール
転医は可能?手続や料金は?
…とこれまでは実際に転医したことのない者同士で議論してきたわけですがw
実際のところ転医は可能なのでしょうか。
また、可能な場合、手続や料金はどうなっているのでしょうか。
そこが知りたいっ
というわけで調べてみました。
試しに「インビザライン 転医」、「インビザライン 転院」などのキーワードでググってみたところ…
結構出てくるじゃありませんか!
インビザラインの転医を引き受ける医院は結構あるようです。
地域にもよるのかもしれませんが、少なくとも東京については、複数の医院が転院を引き受けている旨をウェブサイトで宣言していました。
手続については、実際のウェブサイトからいくつか引用してみますと…
インビザライン治療の素晴らしいところは他の矯正治療に比べて「引っ越し」がしやすい点でもあります。
お仕事の関係上 どうしても通院できなくなる場合は
①現在治療されている矯正クリニックの担当医師にメールか口頭で伝える。
②転院先(受け入れ先)のクリニックで患者様のシリアル番号を伝える。
③アラインテクノロジー社(インビザライン矯正システムを管理・開発している)から元クリニックに連絡メールが届く。
④元クリニックの先生が「了承」メールをアラインテクノロジー社に送る
⑤受け入れ先クリニックに患者様のデータ・CGシュミレーション映像を「管理する権限」が移譲される
⑥残りの治療に対しての方針を決めて、治療費用の設定。
⑦インビザライン矯正治療の引越し完了→引き続き治療が開始される。
このようなステップを踏んで引越し(転院)をいたします。
(引用元:スマイルイノベーション矯正歯科)
かなり具体的な手順がわかりましたね。
通常の治療だとレントゲン写真とかカルテなどを医院間で受け渡す必要があると思いますが、インビザラインは必要なデータをアラインテクノロジー社が一元管理しているので、データへのアクセス権限を移転するだけで済むのですね。
通常の治療と比べると手続が簡単だし、医院の負担も少ないので比較的スムーズにいきそうです。
これはインビザラインのメリットと言えるかもしれませんね。
スムーズにいかないケースがあるとすれば、転医元の医院が「了承メールをアラインテクノロジー社に送る」ことを渋る場合でしょうか。
その場合はアラインテクノロジー社が間に入って調整してくれるのかな…?
まぁ、そういうことがないよう、先生や医院と良好な関係を維持しておくことも重要なのでしょうね。
また別の医院では、
インビザラインの転院手続きのためには、アラインテクノロジー社が用意している「インビザライン転医手続き承諾書(Invisalign Patient Transfer Authorization Form)」への、転医元のドクター、転医先のドクター、患者さんの3名の署名が必要です。
ですので、治療継続のためにはこの書類を貰ってきていただく必要があります。
ですが貰い忘れてしまった場合でも、通っていた医院名を教えていただければ当院から依頼することが可能です。
転医手続きが完了すると、サーバー上の患者さんの口腔内写真やクリンチェック(3Dシミュレーション)のデータが転医先のドクターに移ります。
転医の費用ですが、治療の進行状況により15〜70万円となります。
もうインビザラインによる矯正治療がほぼ終了直前で、噛み合わせの状態も良好で保定へ移行可能な場合はトータル15万円ほど(保定装置料まで含む)です。
逆にインビザラインによる矯正治療がまだ始まったばかりで、急な転居などにより転医せざるを得なくなった場合はトータル40〜70万円(治療の難易度、マウスピースの枚数などによる)になります。
(引用元:横浜フォルテ矯正歯科)
署名が必要というところが先ほど紹介した医院との違いですかね。
あと、この医院は料金の話も出てきました。
終了間近の場合は15万円ほど、真っ最中の場合は40~70万円。
後者の場合も、普通に新規で始めるよりは安そうですよね。
この医院の新規の料金は知りませんが、一般水準からすると5~7割ぐらいの感じでしょうか。
さらに別の医院では、
引越しなどで、他医院からの転院をご希望の方も受け入れております。
転院手続き費用 一律¥150,000(税別)
転院される際は、以下の3点が必要になります。
- アライン・テクノロジー社発行の転医届
(現在、治療を受けられている医院にお申し出ください。患者および担当医の直筆サインが必要になります。)- 担当医からの紹介状または、診療情報提供書
- 残りのマウスピースすべて(箱に入った状態でご持参ください)
(引用元:ホワイトエッセンス デンタルクリニック成城)
こちらの医院も署名が必要と言ってますね。
署名は必要と考えておいたほうがよさそうです。
ところで、料金は一律15万円ってマジで?
進行状況とかに関係なく…?
見たところ他に費用がかかるとは書かれてませんが、毎月の診察料とかもないんでしょうか。
もしそうだとしたら破格の安さですね。
転医先探し
読者のもりてつさんからの情報によりますと、もりてつさんが転医したくて数カ月前に何カ所か問い合わせみたたところ、どの医院も「全額払ってもらう」との回答だったそうです。
(もりてつさん、いつも情報ありがとうございます!)
やっぱり転医でも新規に開始するのと同じ料金を取る医院の方が多いのでしょうね。
ただ、上で紹介したように、中には積極的に転医を引き受けている医院もあり、そういった医院は低めの料金設定になっていることもあると思います。
そういう医院に巡りあえれば、転医も現実的にありえますよね。
特に東京だとちょっと検索しただけでもいくつも医院が出てきたので、地域にこだわらなければ選択肢は複数ありそうです。
とはいえ、これは料金だけの話で、実際に医院を決める場合は医師の腕や相性も重要だと思いますので、そこまで条件に加えると転医先を探すのもなかなか苦労しそうですが…。
あ、ちなみに上で紹介した医院は、ウェブサイトに転医についての情報が掲載されている医院を載せただけで、ビザ子のオススメの医院とかではありませんので!
もし転医を考える場合は、ちゃんと料金以外の条件も検討してくださいね!
ビザ子の今日のひとこと
<今日のまとめ>
1. 転医は可能(積極的に引き受けている医院もある)
2. 手続はそんなに複雑じゃない
3. 料金は医院によって様々(探せば安いところもありそう)
転医に関する学会の見解や、転医元の医院との料金精算の話も書きたかったのですけど、長くなりすぎちゃうので今日はこの辺で…。
また週末にでも続きを書きたいと思います!
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タグ : インビザライン中の転医, インビザライン中の転院